Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

「passport(パスポート)」は、観光や外国語、国際的な話題を切り口に、大阪観光大学の学びや取り組み、その魅力を発信するWEBマガジンです。
本学教員による記事を中心に、大学の特色や観光分野に関する知見、国際社会とつながる視点をわかりやすく紹介しています。
観光業界や外国語、188体育に関心のある方にとって参考となる内容をお届けしていきます。
紅葉を楽しむこころ
秋から冬へ向かう季節は、木々が赤や黄、オレンジに色づき、美しい風景が楽しめます。
イチョウやカエデなどの広葉樹の葉が、赤色や黄色に染まっていく紅葉のしくみは、気温が低下することによって葉緑素が壊れるためにおこると説明されます。
私たちの視覚は、光が物体にはね返って(または通り抜けて)眼の網膜に飛び込んでくることにより生じます。太陽光は白色に見えますが、虹を思い浮かべてもらうとわかる通り、波長の異なる光が混じり合っています。
物体の色は、どの波長の光を反射?透過するかによって決まります。
夏の葉は太陽光の中の緑色の波長の光を、秋の葉は赤や黄色の波長の光を多く反射しています。
葉にはね返った光が網膜の視細胞にキャッチされ、感覚神経を経て大脳の視覚野に伝わると、それぞれの情報が緑や赤、黄色に知覚されるわけです。
鮮やかで明るい赤色や黄色は、街中では目立ちやすく、重要な注意や警告の標識に用いられる色ですね。太陽の光が和らぎ、時には曇天も多くなる秋の空には、紅葉の色のコントラストが映えて、私たちの眼が自然と引き付けられます。
また、光や炎を連想させる紅葉の色は「暖かさ」のイメージを喚起させます。以前、ゼミの学生が卒論で行った調査では、赤色やオレンジ色は「親和性」と関連することがわかりました。親和性とは他人と一緒にいたい、触れ合いたいという気持ちです。
寒い冬に向かうこの時期は、気分が落ち込みやすい季節でもあります。ほっこりと暖かい?温かい気持ちを感じられる紅葉を眺めて癒されるのも、昔からの知恵なのかもしれません。
2018年12月?白百合女子大学にて










